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第13回「武邑塾」生命的インターネットを展望する

Description

 6月25日(土)、武邑光裕塾長の一時帰国に合わせて3カ月ぶりの「武邑塾」を開催できることになりました。201312月スタートした本塾もおかげさまで13回目を迎え、今回からは第三期のシリーズとなります。それに合わせて「武邑塾」を支えていただくフェローの方々にも多彩なジャンルから新たな顔ぶれをお迎えし、デジタルの領域で生起しつつある現在的なテーマに対して、さらに刺激的かつ批評的なアプローチを試みていく所存です。具体的には第三期の「武邑塾」では2016年を「インターネット第二幕」と位置づけ、ビッグデータ時代の想像力をさまざまな角度から追跡していきます。シリーズ第一回となる今回は、「生命的インターネット」に焦点を当て二部構成で議論と思索を展開する予定です。

 今日、ヒトとモノ、そしてデータは不可分な動きの中にあります。移動するあらゆるヒトとモノは、データの痕跡を残します。お金の移動、金融、物流などをそうした状況を抜きに考えることはもはや困難です。ビッグデータと産業の統合は人間の歴史において前例のないロジスティックスの革命をもたらしています。予測可能な事象が次々と現出し、未来の事故でさえも予測で満ち溢れています。

 しかし、これは一方で人間の想像力の危機でもあり、同時に将来の生産の危機でもあります。四半世紀前に誕生したインターネットがその第一幕だとすれば、現代のビッグデータ時代のインターネットはまさに第二幕の幕開けと言えるのではないでしょうか? 第三期「武邑塾」を貫くテーマであるインターネット第二幕は、現在、いかなる葛藤や対立、可能性の中にあるのでしょうか?

 プログラムの第一部は、3月19日(土)に開催された前回の「武邑塾」で人工知能をめぐって鋭い示唆をいただいた西垣通氏(情報学者、東京大学名誉教授、東京経済大学教授)に再度ご登壇いただき、発起人でありフェローでもあるクオン株式会社(旧:エイベック研究所)武田隆氏を進行役に、武邑塾長を交えて「インターネットと集合知(人々の「衆知」、見ず知らずの他人同士が知恵を出し合って構築する知)」と題するトークセッションを行います。

 第二部は武邑塾長によるブリーフィング「インターネット第二幕〜欧州からみたデータエコシステム」のあと、今回から新たにフェローとして加わっていただく情報哲学者のドミニク・チェン氏をゲストにお迎えし、武邑塾長、発起人でありフェローの水口哲也氏(ゲームプロデューサー)、高橋幸治氏(編集者)によるトークセッション「生命的なITとは何か?」をお届けします。武邑塾長は「WIRED」誌に掲載されたドミニク・チェン氏の記事「醸され紀行」に大いに触発されたとのことですので、自然界のインターネットとも言える菌糸体ネットワークを範とする今後の情報生態系イメージなどにも議論が波及していくものと思われます。皆さんも是非、「武邑塾」の「知の発酵」のプロセスにご参加ください。
ドミニク・チェンの「醸され紀行」
http://wired.jp/special/2016/fermented-food


【ご報告】

毎年オーストリアのリンツで行われる世界的なメディアアートの祭典「Ars Electronica」にて、「武邑塾」の常連であり過去に登壇もしていただいた落合陽一さん、なかのひとよさん(サザエbot)、齋藤精一さん率いる「Rhizomatiks」の作品が本年の各賞で受賞/入選を果たされました。おめでとうございます。

※「Ars Electronica 2016」各賞詳細
http://www.aec.at/prix/en/gewinner/



日時

2016625日(土)13:3018:0013:00開場)


会場

デジタルガレージ


当日スケジュール
. 13:30-15:0090分)第一部:トークセッション「インターネットと集合知(人々の「衆知」、見ず知らずの他人同士が知恵を出し合って構築する知)」西垣通、武邑光裕、武田隆
. 15:00-15:2020分)休憩
. 15:20-16:5090分)第二部:ブリーフィング:「インターネット第二幕〜欧州からみたデータエコシステム」武邑光裕 
トークセッション:「生命的なITとは何か?」武邑光裕、ドミニク・チェン、水口哲也、高橋幸治
4.
 16:50-17:0010分)休憩
5.
 17:00~18:0060分)ネットワーキングパーティー

すべてのプログラム終了後には、昨年と同様、ご参加いただいた皆様とのネットワーキング・パーティーを予定しております。1時間ほどの短い時間ではありますが、是非、最後までお付き合いいだければ幸いです。


受講料(税込)

一般 4,000
学生 無料(当日学生証の提示をお願いします)


「武邑塾」公式facebookページ

http://facebook.com/takemurajuku


お問い合わせ先

「武邑塾」事務局
info@takemurajuku.com


講師 / トークセッション登壇者プロフィール

(敬称略・五十音順)


高橋幸治

1968年生まれ。編集者。日本大学芸術学部文芸学科卒業後、1992年、株式会社電通入社。CMプランナー/コピーライターとして活動したのち、1995年、株式会社アスキー入社。2001年から2007年まで「MacPower」編集長。2008年、株式会社Yes, I am.設立。以降、「編集=情報デザイン」をコンセプトに編集長/クリエイティブディレクター/メディアプロデューサーとして企業のメディア戦略などを数多く手がける。本業のかたわら日本大学芸術学部文芸学科、横浜美術大学美術学部にて非常勤講師もつとめる。


武田隆

クオン株式会社(旧:株式会社エイベック研究所)代表取締役。日本大学芸術学部にてメディア美学者 武邑光裕に師事。「日本の伝統芸術とマルチメディアの融合」を学ぶ。1996年、学生ベンチャーとして起業。企業のウェブサイト構築を足掛かりに事業を拡大し、多数の受賞を得るも、企業と顧客の距離が縮まらないインターネットサービスの限界に悩む。クライアント企業各社との数年に及ぶ共同実験を経て、ソーシャルメディアをマーケティングに活用する「消費者コミュニティ」の理論と手法を開発。その理論の中核には「心あたたまる関係と経済効果の融合」がある。システムの完成に合わせ、2000年同研究所を株式会社化。その後、自らの足で2000社の企業を回る。トヨタ自動車、ジョンソン・エンド・ジョンソン、サンスターをはじめ、東証1部上場売上TOP100(BtoC企業)37%、累計300社のマーケティングを支援。ソーシャルメディア構築市場トップシェア(矢野経済研究所調べ)。2011年に出版した著書『ソーシャルメディア進化論』は第6刷のロングセラーとなっている。現在、ダイヤモンド・オンライン「ソーシャルメディア進化論2014」にて、産学各界の著名人との対談を連載中。JFN系列FMラジオ番組「マーケの達人」の司会進行役を務める。1974年生まれ。海浜幕張出身。


武邑光裕

メディア美学者。QON Inc. Berlinディレクター。日本大学芸術学部、京都造形芸術大学、東京大学大学院、札幌市立大学で教授職を歴任。1980年代よりメディア論を講じ、VRからインターネットの黎明期、現代のソーシャルメディアからAIにいたるまで、デジタル社会環境を研究。2013年より武邑塾を主宰。著書『記憶のゆくたてーデジタル・アーカイブの文化経済』(東京大学出版会)で、第19回電気通信普及財団テレコム社会科学賞を受賞。現在ベルリン在住。


ドミニク・チェン

1981年生まれ。UCLA Design/MediaArts卒業。博士(学際情報学、東京大学)2008年度IPA未踏IT人材発掘・育成事業でスーパークリエータ認定。()ディヴィデュアル共同創業取締役、NPOコモンスフィア理事。2004年よりクリエイティブ・コモンズの普及に従事。近年はプライベート写真メッセンジャー「Picsee(iOS, Best of AppStore2015 受賞)、「シンクル」(iOS/Android, 2016 Best New Apps受賞)などのスマホ用サービスの開発を手がける。主な著書に『インターネットを生命化する~プロクロニズムの思想と実践』(青土社)、『電脳のレリギオ』(NTT出版)、『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック』(フィルムアート社)など。監訳書に『シンギュラリティ:人工知能から超知能へ』、『みんなのビッグデータ:リアリティマイニングから見える世界』(共にNTT出版)。Ars Electronica International Advisory Board (Digital Communities) 2007, 2008。また、2015年度NHK NEWSWEB 第四期ネットナビゲーター、2016年度日本デザイン振興会グッドデザイン賞「情報と技術」フォーカスイシューディレクターを努める。
Twitter: @dominickchen
https://twitter.com/dominickchen


西垣通

東京経済大学コミュニケーション学部教授。東京大学名誉教授。1948年、東京生まれ。東京大学工学部計数工学科卒業。工学博士(東京大学)。株式会社日立製作所と米国スタンフォード大学でコンピュータを研究した後、明治大学教授、東京大学社会科学研究所教授、東京大学大学院情報学環教授を経て、2013年より現職。専攻は情報学・メディア論であり、とくに文理にまたがる基礎情報学の構築に取り組んでいる。近著として『ネット社会の「正義」とは何か』(角川選書)、『集合知とは何か』(中公新書)など。『デジタル・ナルシス』(岩波書店)でサントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞。


水口哲也

ヴィデオゲーム、音楽、映像、アプリケーション設計など、共感覚的アプローチで創作活動を続けている。2001年、「Rez」を発表。その後、音楽の演奏感をもったパズルゲーム「ルミネス」(2004)、キネクトを用い指揮者のように操作しながら共感覚体験を可能にした「Child of Eden」(2010)、RezVR拡張版である「Rez Infinite」(2016)など、独創性の高いゲーム作品を制作し続けている。2002年文化庁メディア芸術祭特別賞、Ars Electoronicaインタラクティヴアート部門Honorary Mentionなどを受賞(以上Rez)。2006年には全米プロデューサー協会(PGA)とHollywood Reporter誌が合同で選ぶ「Digital 50」(世界のデジタル・イノヴェイター50人)の1人に選出される。2007年文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査主査、2009年日本賞審査員、2010年芸術選奨選考審査員などを歴任。


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安定的運営、コミュニティのポジティブな人的交流促進、学生の負担軽減など、
武邑塾は参加者のみなさま、フェローのみなさまのサポートによって、支えられています。
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Event Timeline
Sat Jun 25, 2016
1:30 PM - 6:00 PM JST
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Venue
デジタルガレージ
Tickets
一般 ¥4,000
学生 (無料*学生証提示)
Venue Address
東京都東京都渋谷区恵比寿南3-5-7 Japan
Directions
代官山DGビル(デジタルゲートビル)9階
Organizer
武邑塾
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